ディスカスの餌としては、ディスカスハンバーグ、冷凍赤虫、ブラインシュリンプ、乾燥配合飼料などが有名ですが、管理人のおすすめとしては、ディスカスハンバーグを基本に、この4つの餌を使い分けることをおすすめします。
最初は市販されているディスカスハンバーグを使用することから始めましょう。餌をあげるときの注意点として、冷凍で凍っているときに包丁などで、1-2mm角ほどの小さな粒に切ってから与えます。この大きさですと、水槽に入れてすぐに溶けるために凍ったまま入れてかまいません。また、餌やリのたびに包丁で切ることは面倒なので、一袋分を全て切ってジプロックなどの袋に入れて冷凍保存しておきます。
稚魚の成長期には、大変な量のディスカスハンバーグが必要になります。このときは、精肉店で牛ハツのブロックを購入して自作します。この自作法は専門書やネットでたくさん説明されています。
管理人はいくつかの飼育本に記載されいる方法を参考としました。
自作したハンバーグもジプロックなどの厚手のビニール袋に、麺棒などを使って薄い板状にしてから冷凍し、固まったあと一袋分を細かく1-2mm角に切って再び冷凍保存を行います。
繁殖時の稚魚~若魚の成長時の餌の量はすさまじいもので、やってもやっても食べ続けます。しかし、このときに如何にたくさん餌をあげることができるかが、その後の成育スピードにかかわってきますので、非常に重要です。
乾燥配合飼料は、簡易で栄養価も高く、もしディスカスたちが食べてくれるのなら、こんなにラクな餌はありません。しかし、生餌と比べて食いが悪いため、これだけで大きく成長することは難しいと思われます。
管理人が出合った中で最も良いと思ったのは、写真の配合飼料です。ラベルにある写真のグリーンディスカスの色彩が理想のものであり、試してみたところ餌付きに成功しました。発色剤も配合されているようで、写真まではいきませんがレッドスポットもより鮮明になりました。
ここで、配合飼料の餌付きのコツをお教えします。
ディスカスハンバーグを旺盛に食べている稚魚~若魚のときに、ディスカスハンバーグと一緒に僅かに与えます。最初の頃は全く食べてくれない、口に含んでも吐き出ししまう行動をします。結局食べてくれなくて水槽の汚れになりますので、ほんの僅か与えるだけです。1~2週間続けると、与えたディスカスハンバーグを全て食べ尽くした後に残った配合飼料を何度も口に含んでは吐き出す行動を取りながら、気が付くと配合飼料も無くなっていることに気づきます。このときハンバーグを与えず、配合飼料のみを与えることにより、段々と配合飼料の餌付きに成功します。
一度、配合飼料の餌付きに成功しますと、その個体はずっとその餌を覚えています。若魚のときは、より早く大きく成魚に成長させるために、配合飼料の餌付けに成功してもハンバーグに戻した方が良いでしょう。しかし、この若魚のときに配合飼料の餌付けをしておきますと、成魚になったあと餌を配合飼料にすることができるため、その後の飼育がとてもラクになります。